出典:X.com
大学の闇とも言える事実が明らかになりまし
た。東京女子医科大学で「秘密警察」と呼ば
れる警察OBが働いていたということ。
岩本絹子元理事長の逮捕により浮き彫りにな
ったのですが、なぜ?医療の最前線にある大
学で秘密警察が必要だったのか。この問題は、
単なる一大学の問題ではなく、日本の教育機
関や医療機関の在り方に一石を投じる重大な
事態です。今回は、この驚くべき事実の背景
と影響について、調べてみましょう。
「女帝」と呼ばれた岩本絹子元理事長
岩本絹子元理事長は、東京女子医大内で
「女帝」と呼ばれるほどの絶大な権力を持
っていました。2019年に理事長に就任して
からは、その権力をさらに強化。大学の赤
字経営を立て直すため、大学運営に関する
重要な決定は、ほぼ全て岩本元理事長の意
向で決まっていたそうです。
大学運営の不透明性と権力の集中
岩本元理事長への権力の集中は、大学運営
の不透明性を招きました。資金の流れや人
事決定が不透明になり、大学の健全な運営
が阻害されていた。この状況が、警察OBの
採用という事態を引き起こす要因となった
ようです。
警察OBの採用経緯と目的
警察OBの採用は、岩本元理事長の指示によ
るものだったとされ、その目的は、大学内
の反対派や批判的な声を抑え込むことだった
ようです。警察OBの威圧的な存在感を利用
していたのです。
秘密警察による監視と抑圧の実態
秘密警察は、大学職員や教員の行動を監視
し、時には拘束することさえあったといい
ます。ある元幹部は、「まるで北朝鮮のよう」
と証言しています。このような監視体制によ
り、大学内の自由な議論や批判的な意見表明
が著しく制限されていたのです。
この「秘密警察」は、以下のような特徴を
持っていたとされます。
1 元公安刑事などの警察OBや弁護士らで
構成されていた
2 2022年頃、批判的な報道を警戒して
内部監査室に配置された
3 職員によるメディアへの情報提供を抑止
する目的があったとみられる
4 経理部門のパソコンや携帯電話、メモ
などを押収し、職員への聴取を行って
いた
5 岩本容疑者が職員のメールを検閲して
いた可能性がある
この「秘密警察」の存在は、大学内部の
監視体制を強化し、批判的な声を抑え込
むことを目的としていたと考えられる。
しかし、このような体制は大学の自治や
学問の自由を脅かす可能性があり、問題
視されています。
東京女子医大だけでなくその他の大学や
医療機関において警察官や公務員のOBが
働くメリットは何があるのでしょうか。
危機管理やセキュリティの強化
警察OBは犯罪対応や危機管理の経験が豊
富でありそのスキルが役立つことが考えら
れる。
行政機関とのパイプ役
医療機関は警察、消防、保健所等の行政機
関と密接に連携を取る必要があります。
そんな時はスムーズな連携を取ることがで
きます。
確かに経営側としては都合のいい人材ですね。
この問題が社会に与える影響
東京女子医大の秘密警察問題は、単に一大
学の問題にとどまらず、日本の教育機関や
医療機関全体に大きな影響を与える可能性
があります。
この問題は、教育機関の自治と透明性の重
要性を改めて浮き彫りにした。大学運営の
不透明性が、いかに深刻な問題を引き起こ
すかを示す典型的な例です。
医療の最前線にある大学でこのような問題
が起きたことは、医療機関全体の信頼性低
下につながりかねないです。患者の信頼を
回復するためにも国をあげての病院改革が
必要ではないでしょうか。
最後まで読んでくださり
ありがとうございました。
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