出典元:日刊スポーツ
東京五輪で銅メダルを獲得した卓球選手の
丹羽孝希が、海外のオンラインカジノ賭博
容疑で書類送検されました。この衝撃的な
ニュースは、スポーツ界だけでなく、日本
社会全体に波紋を広げています。なぜ有名
アスリートがこのような事態に陥ったので
しょうか?オンラインカジノと法律の関係
ってどうなっているのでしょうか。詳しく
見ていきましょう。
丹羽孝希選手の事件概要
オンラインカジノ利用の経緯
丹羽選手は2023年初夏頃、国内からオン
ラインカジノサイトに接続し、暗号資産
(仮想通貨)を使って賭けをした疑いが
あります。
丹羽孝希選手がオンラインカジノで賭博
に使用した金額は、暗号資産を元手に
「数千万円」に及ぶとみられてるそうで
す。結構な金額!稼いでおられるんです
ね。
発覚と書類送検
出典元:Free pik
警視庁がオンラインカジノの決済代行業者
を摘発したことをきっかけに、全国の利用
者が捜査される中で丹羽選手の関与が浮上
しました。千葉県警が2025年1月20日付
で丹羽選手を書類送検しました。
オンラインカジノの違法性
日本の法律におけるオンラインカジノとは
日本国内における「賭博」は禁止されていま
す。オンラインカジノは、偶然の勝敗によっ
て財物を得たり失ったりし、財物や財産上の
利益を賭けるため、法的に「賭博」となる
違法行為です。
海外サイトの利用と法的解釈
海外のオンラインカジノでも、パソコンや
スマホを使って日本国内から参加した場合
は、国内で犯罪が行われたことになるので
、違法です。しかし海外旅行中にカジノで
遊ぶのは罪には問われません。本人が海外
にいれば問題ないそうです。
※広告・宣伝してオンラインカジノに誘い
入れたりすると、「賭博幇助」などの罪に
問われることがあります。
丹羽選手が直面する法的リスク
賭博罪の適用可能性
オンラインカジノは日本国内では犯罪です。
賭博罪もしくは常習賭博罪という犯罪が成
立し、最悪の場合は罪に問われます。
賭博罪に問われた場合は、50万円以下の
罰金または科料が科せられる可能性があり
ます。
常習賭博罪のリスク
賭博への参加が常習的にあった場合は単純
賭博とはいえません。刑法第186条1項の
「常習賭博罪」となり、3年以下の懲役に
加重されます。丹羽選手の場合、利用頻度
や金額によってはこちらが適用される可能
性もあります。
日本におけるオンラインカジノの普及状況
国際カジノ研究所の2024年の調査による
と、「間近1年にオンラインカジノで賭けを
行ったことがある」日本国内居住者が
約346万人、国内総人口の2.8%に相当する
と推計されています。
スポーツ界への影響
出典元:wikipedia
丹羽選手の事件は、スポーツ選手のイメー
ジダウンだけでなく、スポンサー契約や代
表選手としての地位にも影響を与える可能
性があります。また、他の選手への波及効
果も懸念されます。
今後の展望と対策
法整備の可能性
日本の刑法における賭博罪がインターネット
の発展やオンラインカジノという存在を想定
していなかったため未整備の状態であり、議
論がわかれているところです。今後は法律が
整備されるおそれがあります。同時にギャン
ブル依存症対策の強化も求められています。
今後の展望と予測
出典元:Tリーグ
丹羽選手の事件を契機に、オンラインカジノ
の違法性や法整備の必要性について社会的な
議論が活発化すると予想されます。また、ス
ポーツ選手のコンプライアンス教育の強化や
、ギャンブル依存症対策の強化が進むかもし
れません。
まとめ
丹羽孝希選手のオンラインカジノ賭博疑惑
は、日本におけるオンラインギャンブルの
法的位置づけと、アスリートの社会的責任
について再考を促す重要な事例となりまし
た。罪の意識がなかったとのことですが、
法的解釈は難しいですね。
最後まで読んでくださり
ありがとうございました。
コメント