羽田空港で何が起きた?D滑走路一時閉鎖の全貌
出典元:いらすとや
2025年4月7日、夜の羽田空港。
北九州行きの日本航空377便(ボーイング7
37型機)が離陸体勢に入った瞬間、滑走路
の脇に設置された“航空灯火”に接触。これに
より、離陸を中止して緊急停止するというト
ラブルが発生しました。
問題が起きたのは、羽田の「D滑走路」。こ
のトラブルの影響で、滑走路はおよそ50分間
閉鎖され、後続の便にも影響が出ました。
気になるのは、乗っていた乗客74人の安否。
日本航空の発表によれば、けが人はゼロ。つ
まり、今回の接触では大きな衝撃や事故には
至らなかったということになります。本当に
よかった!ですが、「飛行機が滑走路の灯火
に接触した」と聞くと、ちょっとドキッとし
ますよね。
航空灯火って何?飛行機の“目”になる重要装備
「航空灯火」って、あまり聞き慣れない言葉
かもしれません。これは簡単にいうと、飛行
機が夜間や霧などで視界が悪い時にも、安全
に離着陸できるようにする“目印”のライトで
す。
主に以下の種類があります。
-
滑走路灯:滑走路の中央線や端を示すライト
-
進入灯:着陸する飛行機が滑走路に向かって降りてくるための目安
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誘導路灯:滑走路と駐機場を結ぶ通路(誘導路)に設置されるライト
これらの灯火は、以下のように地面にしっか
りと埋め込まれ、飛行機の進行方向や停止位
置を示してくれます。
📸 参考画像:飛行場灯火 | 日本光機工業株式会社
つまり、パイロットが滑走路の上を安全に走
行・離陸・着陸できるようにする、非常に重
要なインフラなのです。
なぜ接触したの?飛行機が灯火にぶつかる理由とは
出典元:いらすとや
通常、飛行機は滑走路の中央をしっかりと走
行するようにコントロールされています。
しかし、今回は滑走路の左脇にある灯火に接
触したということで、走行のズレがあったと
みられます。
考えられる原因としては以下のようなものが
あります。
-
離陸時の方向制御の微妙なミス
-
滑走路の視界や天候の影響
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地上走行中のわずかな逸脱
-
地形や舗装の段差による車輪のブレ など
ただし、現在は詳細な原因を日本航空と国土
交通省が調査中ですので、断定はできません。
しかし、飛行機の大きさと接触した位置から
考えると、ほんの数十センチのズレでも接触
する可能性があることがわかります。
乗客が受けた衝撃は?現場での様子を考察
出典元:いらすとや
実際にこの飛行機に乗っていた乗客のけがは
「ゼロ」と発表されています。衝突と聞くと
強い衝撃をイメージしてしまいますが、今回
の灯火との接触は、大きく揺れるほどではな
かった可能性が高いです。
航空灯火は地面に埋め込まれており、飛行機
のタイヤや翼端がかすめた程度でも「接触」
と見なされることがあります。つまり、機内
では「ガタッ」とした小さな振動程度しか感
じなかった可能性も。
とはいえ、離陸直前で突然ストップしたわけ
ですから、心理的な緊張や不安は相当なもの
だったと思われます。
飛行機は大丈夫?ボーイング737型機の安全性と今後の対応
接触した日本航空377便は、ボーイング737
型機。世界中で使用されている中型機で、安
全性の高さも折り紙付き。
日本航空によると、接触後すぐに安全確認が
行われ、機体のチェックが優先されました。
今後は、接触部分の整備とともに、同型機へ
の運用指針の見直しも行われるかもしれませ
ん。
まとめ:身近な空港で起きた“接触トラブル”から学べること
出典元:いらすとや
今回の羽田空港でのトラブルは、重大事故に
ならなかったことが本当に幸いでした。
ただ、それだけでは済ませず、「航空灯火」
という存在や、飛行機運用の繊細さに改めて
気づかされる出来事でもありました。
私たちが何気なく利用している飛行機も、実
は多くの“目印”と“ルール”に支えられて飛ん
でいるんですね。旅行や出張で空港を使う時
には、時間に余裕を持ちつつ、こうした安全
管理に感謝の気持ちを持つのも大事かもしれ
ません。それにしても飛行機が飛べることっ
て凄いことですね。改めて考えてみて当たり
前のようでとても不思議。私の頭の中では❓
だらけです。最後まで読んでくださり
ありがとうございました。
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