渋谷ヒカリエで催涙スプレー視力はどうなる 応急処置と治療を徹底解説

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渋谷ヒカリエで起きた催涙スプレー事件の概要

渋谷ヒカリエ
出典元:photo AC

2025年8月23日午後、東京・渋谷駅直結の商業施設「渋谷ヒカリエ」の6階と7階で、催涙スプレーが噴射される事件が発生しました。東京消防庁によると、けが人は4人でいずれも意識はあるとのことです。スプレーをまいた人物はその場で確保されました。

引用:
「23日午後1時35分ごろ、東京・渋谷駅東口の複合ビル『渋谷ヒカリエ』で、催涙スプレーがまかれたと警察を通じて119番があった。東京消防庁によると、けが人は4人で、いずれも意識はある。催涙スプレーがまかれたのは渋谷ヒカリエの6階と7階で、スプレーをまいた人物は確保されたとの情報があるという。」
(毎日新聞:https://mainichi.jp/

渋谷ヒカリエはカフェやレストランが多く集まる人気スポット。多くの人が集まる場所での事件に、利用者の間では不安が広がっています。


催涙スプレーとはどんなものか

スプレー画像
出典元:www.ac.illust.com

催涙スプレーとは、目や呼吸器を刺激して一時的に行動を制限させるための化学物質を含むスプレーです。主な成分は以下の通りです。

  • OCガス(オレオレジンカプシカム):トウガラシ由来の成分で、強い刺激と炎症を引き起こす

  • CSガス:人工的に作られた化合物で、警察や軍でも使用される

護身用グッズとして販売される一方で、乱用されれば犯罪の凶器ともなり得ます。


催涙スプレーは簡単に買えるのか

日本での販売状況

実は、日本国内でもインターネット通販や護身グッズショップで簡単に購入できます。特に「護身用」「防犯グッズ」として販売されており、未成年でも購入可能なケースがあります。

法律上の規制

日本では「催涙スプレー自体の所持」は法律で禁止されていません。ただし、これを「人に向けて噴射」すれば暴行罪・傷害罪に当たります。また、不必要に持ち歩いた場合は軽犯罪法違反になる可能性もあります。

海外との違い

アメリカなどでは市民の自己防衛手段として一般的に普及していますが、日本では銃刀法の規制があるため「銃や刃物」ほど厳格ではない代わりに、乱用事件のリスクもあります。


催涙スプレーを浴びたらどうなる 症状と危険性

催涙スプレーを浴びると、数秒で以下のような症状が出ます。

  • 強烈な目の痛み、涙が止まらない

  • 呼吸困難、咳き込み

  • 皮膚の灼熱感や赤み

  • 恐怖やパニック状態

健康な成人であれば数十分〜数時間で症状は軽快することが多いですが、子ども・高齢者・呼吸器疾患を持つ人は重症化する恐れがあるため注意が必要です。

催涙スプレーを浴びたときの応急処置と治療方法

応急処置の基本

  • すぐにその場から離れ、新鮮な空気を吸う

  • 目や顔はこすらず、大量の流水で15分以上洗い流す

  • コンタクトレンズはすぐ外す

  • 衣服は洗濯し、付着を避ける

医療機関での治療内容

  • 点眼薬で炎症を抑える

  • 呼吸困難には吸入薬や酸素吸入

  • 皮膚炎症にはステロイド外用薬を使用する場合も

回復にかかる時間

軽度なら数時間で回復することが多いですが、重度の曝露では数日〜1週間症状が残ることもあります。

視力への影響はあるのか?

多くの場合、催涙スプレーは一時的な視界不良や激しい痛みを引き起こすだけで、恒久的な視力障害は残りません。

  • 一時的に「目が開けられない」「視界がかすむ」などの症状が出る

  • 角膜に傷がついた場合はまれに視力低下のリスクがある

  • コンタクトレンズ使用者は成分が残りやすく、角膜炎の危険性が高い

眼科医の見解では、流水でしっかり洗い流せば数時間〜数日で改善するケースがほとんどとされています。ただし、充血や痛みが長引く場合は必ず眼科を受診してください。


催涙スプレーから身を守るにはどうする

商業施設や人混みでのリスク回避

  • 不審者がいる場合は近づかないで距離を置く

  • 非常口や避難経路を意識しておく

不審者への対処法

  • 大声で助けを呼ぶ

  • すぐに距離をとり、係員や警察へ連絡

防犯グッズや心構え

  • 防犯ブザーやスマホの緊急通報アプリを活用

  • 「自分は関係ない」と思わず、日頃から意識する


世間の声と事件への反応

渋谷ヒカリエ
出典元:Wikipedia

SNSでは「怖すぎる」「ヒカリエよく行くのに不安」といった声が多く見られます。一方で「護身用に売られているのに、こんな事件に使われるのは残念」という意見も出ています。

大勢が集まる商業施設での事件は、人々に「自分も巻き込まれるかも」という危機意識を与える出来事になりました。楽しい時間には必ず危険と遭遇するリスクがあるということでしょうか。


まとめ

渋谷ヒカリエでの催涙スプレー事件は、誰もが日常で遭遇し得るリスクを示しました。催涙スプレーは簡単に入手できる一方で、浴びると強い症状を引き起こします。もし被害に遭った場合はすぐに応急処置を行い、必要に応じて医療機関を受診することが大切です。

いつどこで予期せぬ事件に巻き込まれるかわからない世の中になりました。悲しいことですが我が身を守るにも限界がありますよね。本来の目的外での悪用はしないでいただきたいです。みんなの心の中が平穏でありますように。
最後まで読んでくださりありがとうございました。


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